新しい学科への注目

2003年に施行された『ゆとり教育』の影響により、子どもたちの理数離れが起き、世界レベルで見ても、日本の子どもたちの学力低下が危惧されるようになりました。そういった全国規模で、学力低下が叫ばれる中、大学受験の市場も変わり、いくつかの有名校で理数系学科の新設が計画されています。新聞やニュースでも頻繁に取り上げられるように、子どもたちの理数離れが、進む一方で、社会では理系分野の人材の必要性が高まっているからです。そういった社会の変化に対して、理系学科以上に注目されつつあるのが、文系、理系の垣根を取り払った、総合学科です。その背景には、現代社会において環境問題や高齢化問題など、様々な要員が複雑に絡み合った問題が多く、それらの問題を解決するためには、特定の専門分野の領域にとらわれない広い視野を持った人材の育成が必要だからです。同様に情報・コミュニケーション分野においても総合学科の新設が増加傾向にあります。これらの新設学科は、大学からの一方的な押し付けではなく、社会のニーズを学校が汲み取った結果であり、入学倍率も新設当初は、高い傾向にあります。ただし、これまでの「狭く深く」学ぶ学科に対して、どうしても「広く浅く」学ぶ傾向が強いため、学生生活だけでなく、就職に際しても、戸惑う学生が見受けられるようです。このような新しい主旨の学科の増加に伴い、予備校と学習塾の高校部では、大学受験に関する学習指導はもちろんのこと、高校生一人ひとりの将来の夢や適正を見極めた進路指導の重要性が高まっています。そのためにも日々の大学受験情報の更新は欠かせません。

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