予備校・学習塾の状況/FC加盟による平準化

大学受験のための学習塾の高校部は、高校1・2年次に講師によるライブ授業を展開し、高校3年になるとFC加盟による衛星授業を使用しているケースが主流です。たしかに衛星授業は、全国レベルの講師の指導を手軽に提供できる素晴らしいシステムですが、あまりにも多くの学習塾が取り入れてしまったが故に、どこの学習塾の高校部も同じに見えてしまう問題が出ています。同じだけならまだしも、あるFCに加盟している学習塾の高校部の評判の悪さが、その近隣で同じFCの看板を掲げている学習塾の高校部にまで影響を与えてしまっているケースも出ています。このように、スタート地点は違えど、最終的な業態が同じの場合、他塾との差別化は難しく、立地条件など、塾本来の力を発揮できない状況で、選ばれることになってしまいます。そのため、いくつかの学習塾の高校部では、高校3年生にも大学受験に関するライブ授業を設定したり、チューター制度を充実させたりと、FC加盟による衛星授業に独自の取り組みをプラスして、同じ看板の中での差別化を図っています。これは全国標準であるFCのシステムに地域の高校生に合わせたカスタマイズすることであり、地域に根ざした学習塾の力の見せ所と言えます。

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